「待ち合わせ」
(c)Alice様「BLUE ROSE」 2009.1.15
午前中の昼休み前の二限目に私が取っている講義が休講だと知って、クラヴィスが「では昼休みに図書館で待ち合わせて、それからランチにしよう」と言った。
クラヴィスは別の講義を取っていて、その時間は空いていない。ちょうど調べたいこともあったのでちょうど良いと思って承知した。
参考になる本を数冊借り出して閲覧室の個人ブースで読んでいたのだが、二限目が終わる鐘が鳴ったのでそろそろやってくるだろうと思い、図書館前に出た。
冷えると思ったら雪か。
あたりにはうっすらと雪が積もっている。雪化粧の大学もなかなか風情があってよいものだ、などと眺める余裕があったのは、10分ほどのこと。
冷え込んでいるために皆屋内に入ってしまったものか、休みの日でもないのにあたりには人影がほとんどない。寒い中で待たされて、なかなかやってこないクラヴィスに腹が立ち始めた。
昼休みにここで会おうと言ったのはそなたなのに……。
なぜ来ない?
最初は苛立っていたジュリアスだったが、20分、30分と過ぎても姿を見せないので心配になってきた。その心配を必死に押し殺す。
学内で事故などあったなら、これほど平穏ではないだろう。
ただ何かで遅れているだけだ。
携帯を取り出してみるが、着信はない。
遅い。これまで私との約束の時間に遅れることなどなかったのに。
心細そうにクラヴィスが来るはずの方角を見やったジュリアスの目に、ようやくその姿が捉えられた。
図書館前のジュリアスを見とめたクラヴィスが足を速める。
駆け出すジュリアス。
「待ちくたびれた」と呟く恋人を抱きとめて、「すまなかった、教授に呼び止められて話し込んでいた」と耳元に囁く。
「よい。そなたは来てくれたから」
「BLUE ROSE」のAlice様から萌えなお話をいただきましたー!!きゃー♪(*≧∀≦)ノ
新しいお絵描きソフトのペインターで練習とばかりにガシガシと描き散らした絵を日記に載せてたら
こんなスバラ作品をいただきました!!乙女絵バンザイ!!
どうしてこの駄絵からこんな素敵なワンシーンが思い浮かぶのかっ(*´д`*)ハァハァ
Alice様のサイトには胸がほんわか暖まるクラジュリ作品がそりゃも~いっぱいで!!!
ネオロマンス好きな乙女(私も!)にはたまらないサイト様でございます!
そして、この待ち合わせのお二人は「せつないふたりに50のお題ver.1/ノスタルジー」に出ていらっさいます
退任後の闇光様ですvvラヴラヴっていいな~(うひひv)
ぜひ御訪問ください!↓こちら
表作品が増えない我が家…;;
Treasureでなくこちらのページに載っけさせていただきましたっ(すみません~;)